「いつか古い友達からの手紙のように」

失意の底にいる貴方へ

その悲しみは如何ばかりでしょう
引き裂かれる心
拭っても拭ってもこぼれ落ちる涙
鮮やかに蘇るあの人の笑顔
忘れていたはずの場面
言えなかった言葉
後悔の念
無力感
とても受け入れる気になどなれない現実
心からの慰めや同情さえも虚しく響いてしまう事への罪悪感、、、

不遜な言い方に感じられたらごめんなさい
でも、できればどうか、その深い深い絶望と共に生きて下さい
弱った心に鞭打って
「がんばって立ち直らなきゃ」なんて自分を欺かないで下さい
希望等なくてもかまわないじゃないですか
今はただ弱く脆く儚い(と思い込んでいる)自分を感じ尽くして下さい
否定せずできるだけ優しくその心に寄り添ってあげて下さい

辛いよね
とても

生きてる事が苦しいよね

味がしなくても
ちょっとでも食べて
眠れなくても
目を閉じて横になって

少しづつ
ほんの少しづつで良い
たとえどれだけ時間がかかっても必ずその悲しみが癒える事を
貴方のその頬にまた笑みが浮かぶ日が来る事を
信じているのでも
祈っているのでもなく
僕は知っています


いつか古い友達からの手紙のように
貴方がこの文章を読み返してもらえる日が来る事を願っています


2011.3.29
黒水 伸一